プレスリリース

富士ゼロックスが複合機およびプリンターの新機種3製品にイーソルのリアルタイムOSを採用

報道関係者各位 
イーソル株式会社



イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、富士ゼロックス株式会社(以下、富士ゼロックス社)が2020年8月5日より発売しているデジタルカラー複合機「ApeosPort C7070」、モノクロ複合機「ApeosPort 4570」、およびカラープリンター「ApeosPort Print C5570」に、イーソルのリアルタイムOS「eT-Kernel™ Compact」を中核とするソフトウェアプラットフォーム(以下、eT-Kernel Compactベースプラットフォーム)が採用されたことを発表します。



富士ゼロックス社が展開するシリーズ「ApeosPort」「ApeosPortPrint」の新機種である3製品は、操作性・利便性の向上とセキュリティー機能の強化により、一人ひとりの働き方を支援する複合機およびプリンターです。eT-Kernel Compactベースプラットフォームはスキャン機能や印刷機能などの制御を行うエンジン部分で採用されており、高速かつ高精度なスキャン処理や印刷処理の実現に貢献しました。また、本製品の開発にあたり必要となった専用のソフトウェアを、イーソルのプロフェッショナルサービスによりカスタマイズして提供することで、スムーズな開発をサポートしました。


 eT-Kernelは、オープンソースのT-Kernel 2.0に性能面・機能面で改良・拡張を加えたリアルタイムOSです。車載機器に加え、産業機器や人工衛星、コンシューマ向け家電など幅広い分野で採用されています。ベーシックなプロファイル*[1] であるeT-Kernel Compactは、フットプリント*[2] が小さく優れたリアルタイム性能をもつリアルタイムOSです。国産OSとして初めて、機能安全規格ISO 26262(自動車)およびIEC 61508(産業機器)において、ともに最高の安全度水準(ASIL D、SIL 4)のプロダクト認証を取得しました。また、ソフトウェア開発にはeT-Kernelと緊密に統合された開発環境「eBinder®」が使われています。eBinderはリアルタイムOS向けのソフトウェア開発に特化した機能やツール群を提供しており、高品質なソフトウェアを効率的に開発できます。



富士ゼロックス株式会社 SW&E開本 E開部 古賀 孝久 様 のコメント
「イーソルのeT-Kernel Compactを採用した決め手は、グローバルで多種多様なデバイスに搭載実績がある点と、今回の製品開発に欠かせなかったカスタマイズ要求に応える体制が整っていたことです。イーソルの信頼性が高く高性能なリアルタイムOSと、長年の実績から高い技術力を持つプロフェッショナルサービスにより、高品質なソフトウェア開発を実現できました。」

イーソル株式会社 常務取締役 上山 伸幸 のコメント
「ApeosPort C7070、ApeosPort 4570、およびApeosPort Print C5570にeT-Kernel Compactベースプラットフォームをご採用いただき大変光栄です。eT-Kernelは、高性能・多機能なコンシューマおよびOA機器において豊富な採用実績があります。イーソルは今後もユーザシステムのニーズに合わせたプロフェッショナルサービスを含むソフトウェアプラットフォームの提供を通じ、組込みシステムのソフトウェア開発を包括的にサポートしていきます。」





■補足資料

eT-Kernel Compactについて

eT-Kernel Compactは、フットプリントが小さく優れたリアルタイム性能をもつリアルタイムOSです。独自に搭載したリングプロテクション機能で、メモリ保護を実現します。また、MMU を使用せずフラットなメモリ空間を使用するところや、提供しているサービス内容、OS内部の構成などがμITRONと似ているため、μITRONからの移行時に最適です。μITRONと同じ直接の関数呼び出しを選択できるコンフィギュレーションスイッチを装備しているため、eT-Kernelの動作を高速化することができます。


イーソル株式会社について

イーソルは、革新的なコンピュータテクノロジーで豊かなIoT社会を創造する、1975年創業の、組込み・IoT分野のリーディングカンパニーです。リアルタイムOS技術を核とするソフトウェアプラットフォーム製品とプロフェッショナルサービスは、厳しい品質基準が求められる車載システムを筆頭に、FA、人工衛星、デジタル家電を含むあらゆる分野で、世界中で採用されています。最先端の自社製品の研究・開発や、主要メーカーや大学機関との共同研究に加え、AUTOSAR、マルチ・メニーコア技術の標準化活動を積極的に進めています。


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*[1] プロファイル : システム規模や用途・対象に応じて構成された要素や仕様項目の組み合わせで、eT-Kernelには「eT-Kernel Compact」および「eT-Kernel Extended」の2つのプロファイルがあります。
*[2] フットプリント : プログラムが動作する際のメモリ使用量の多さ
*[3] MMU : Memory Management Unit(メモリ管理ユニット)の略称
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* イーソル、イーソル株式会社、eT-KernelおよびeBinderは、イーソル株式会社の日本及びその他の国における登録商標または商標です。  
* その他、記載された会社名および製品名は、各社・各団体の登録商標または商標です。  
* 製品画像は富士ゼロックス社から提供されたものです。

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