プレスリリース

ハンディターミナル用エミュレータ開発支援ツール「eSOL Emusen」が文字読み取りに対応


~キーエンス社の文字認識機能搭載ハンディターミナルをサポート、多様な運用スタイルを可能に~


報道関係者各位 
イーソル株式会社


キーエンス製 文字認識機能搭載ハンディターミナル「BT-W85T」

イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、株式会社キーエンスが開発した文字認識エンジン搭載ハンディターミナル「BT-W85T」に、イーソルの無線LAN搭載ハンディターミナル向けエミュレータ開発支援ツール「eSOL Emusen(イムゼン、以下Emusen)」が対応したことを発表します。Emusenのスキャナ制御プログラムがバーコードに加えて文字読み取りにも対応したことにより、任意の文字列や日付などの情報を読み取るアプリケーション開発も可能になります。BT-W85Tユーザは、業務内容に応じた多様な運用スタイルを実現するアプリケーションを、短期間・低コストで構築できます。

Emusenには、従来ユーザ自身で開発する必要があったスキャナ制御プログラムが標準で組み込まれています。今回、「OCR(Optical Character Recognition:光学文字認識)ツール」搭載のBT-W85Tをサポートしたことで、一次元コード/二次元コードに加えて、一部記号を含む英数字の読み取りも可能になりました。読み取った文字はデータ化してサーバに送信できるため手入力が不要になり、工数削減および業務効率化を実現できます。またハンディターミナル・サーバ間の通信プログラム開発もあらかじめEmusenに含まれているため、ユーザはアプリケーション開発に注力できます。Emusenで開発したアプリケーションは、OSが異なるハンディターミナル上でも無線エミュレータシステムとして動作させることができます。ユーザはハードウェア依存部を変更するだけで、同一アプリケーションを異種複数のハンディターミナルで使えるようになります。アプリケーション起動中は常時サーバと接続し、リアルタイムなデータ送受信および更新が可能です。Emusenのシミュレータ機能により、手元に実機がなくてもハンディターミナル上での動作をイメージしながらアプリケーション開発が行えます。

イーソルは「ロジスティクスソリューションフェア 2015」(会期:2015年9月8日(火)~9日(水)、会場:東京ビッグサイト 西展示棟)のイーソルブース(ブースNo.67)にて、OCR対応Emusenをはじめ、自社製ハンディターミナル「eSOL Geminus(ジェミナス)シリーズ」指定伝票発行プリンタ「PS-9010」を組み合わせた、物流現場の可能性を創造するソリューションを多彩なデモとともに紹介します。


■BT-W85Tの特長
  • 独自開発の高性能文字認識エンジンを搭載し、スキャンした文字をデータ化
  • IP64に準拠、耐落下強度は2.5m、動作温度は-20℃~50℃をサポートし、優れた耐環境性を実現
  • 最長25時間の連続使用が可能な省電力設計
  • 通信は標準搭載のIEEE802.11a/b/g/n規格準拠の無線LANモジュールおよびBluetooth® Ver2.1+EDR SPPを利用可能
▽BT-W85T詳細: http://www.keyence.co.jp/barcode/handyterminal/bt_w80/bt_w85t/
▽株式会社キーエンス ウェブサイト:http://www.keyence.co.jp/


株式会社キーエンス 自動認識事業部 販売促進Gr. 康原 成和 様 のコメント

「eSOL Emusenが弊社BT-W85Tに対応したことを歓迎します。BT-W85Tは、運用現場における文字認識を想定した機能をハードウェア本体に標準装備しています。例えば、文字種(英・数・記号)を予め登録することで、幅広い文字列を認識できます。また日付表記においても、西暦と和暦が混合するケースでも、指定した共通のデータ形式で出力可能です。その他にも文字認識における課題をクリアした機能を備えていますので、BT-W85TとeSOL Emusenの組み合わせにより、運用現場での業務の幅が広がるものと考えております。」


イーソル株式会社 取締役 ロジスティクスエンジニアリング事業部長 山田 光信 のコメント

「扱う情報の多様化・複雑化が加速する昨今、バーコード情報に加えて、文字列や日付などの情報が商品に直接記載されるケースが増えています。今回EmusenがOCR対応のBT-W85Tをサポートしたことで、文字読み取りも可能なアプリケーションを手軽に実現できるようになりました。イーソルは今後も、ユーザや現場のニーズに応じたEmusen対応機種のラインアップ拡充を行ってまいります。」



■補足資料

eSOL Emusenについて

eSOL Emusenは、無線LAN搭載ハンディターミナル向けのアプリケーション開発ツールです。eSOL Emusenで開発したアプリケーションは、OSが異なる各社製ハンディターミナル上で動作させることができます。従来ハンディターミナル向けのシステム開発において必要不可欠だったハンディターミナル・サーバ間の通信プログラム開発は不要です。アプリケーション起動中は、常にハンディターミナルとサーバが接続されているため、リアルタイムなデータの送受信やプログラム変更などを実現できます。またシミュレータ機能により、ハンディターミナル上での動作をイメージしながらアプリケーション開発が行え、開発経験がなくても容易に開発できます。eSOL Emusenは、イーソル製ハンディターミナル「eSOL Geminus」シリーズをはじめ、多種多様な各社製ハンディターミナルに対応しています。現場ごとに異なるハンディターミナルを使う場合でも、Emusenの導入により開発期間の大幅な短縮を実現できます。

eSOL Emusen詳細



イーソル株式会社について

イーソル株式会社は「Inside Solution」をブランドスローガンに、1975年の創業以来、組込みソフトウェア業界、および流通・物流業界で実績を重ねて参りました。ユビキタス社会を内側から支える技術者集団として、お客様の満足を第一に、開発、販売からサポートまで一貫したサービス、そしてトータルソリューションを提供しております。弊社は創業直後より30年以上にわたって、高信頼かつ高性能の組込みOS・開発環境・各種ミドルウェアを自社開発、販売し、デジタルカメラなどの情報家電製品から車載情報機器や人工衛星システムにいたるまで、数多くの組込みシステムに採用いただいています。日本市場のみならず、北米、ヨーロッパ、アジア市場向けに製品・サービスの販売活動を広げています。さらに、顧客様のシステムに特化した組込みアプリケーション開発やコンサルテーションも創業時より行っており、これら様々な規模のシステム開発実績による技術とノウハウの蓄積を背景としたサービスは、多くの顧客企業様より高いご信頼をいただいております。また、組込み技術の応用市場としての流通・物流業界においても、指定伝票発行用車載プリンタ、耐環境ハンディターミナル、冷凍庫ハンディターミナルなどの製品企画および販売を行い、高い評価をいただいております。

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*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

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