eBinderは、ホスト側の開発ツールとターゲットプラットフォームを構成するモジュール群のスイートです。

開発ツール

コンフィギュレータ/ビルダ
C/C++コンパイラ
マルチプログラミングツール
システム解析ツール
ソフトウェア部品パッケージ化ツール
Arm社製 FVP(Fixed Virtual Platform)


コンフィギュレータとビルダ

  • 使用するリアルタイムOSやミドルウェアなどのパラメータやビルド時の各種設定などがGUI画面でできますので、コンフィギュレーションとビルドが簡単にできます。設定可能なパラメータ項目やコンパイルスイッチ、コンパイルオプションなどの情報は各パーツパッケージに含まれています。
    CPUアーキテクチャ標準のC/C++コンパイラをバンドル提供します。Arm社製純正コンパイラ、GNU GCC をサポートしています。




  • C/C++コンパイラ

    • Arm社純正コンパイラ
    • GNU GCC
      ※上記いずれかひとつが付属します。


    マルチプログラミングツール

    • タスクレベルデバッガ・システムレベルデバッガ
      システム全体を止めずにタスク単位でブレークやステップ実行ができます。プロセス内のタスクもデバッグできます。また、従来のデバッガと同様に、システム全体を止めるシステムコンテキストを対象としたデバッグもできます。


    システム解析ツール

    • イベントログ取得/解析ツール EvenTrek (イベントレック)
      EvenTrekは、リアルタイムOSのAPIや割込み、タスクスイッチなどのイベントのログを収集し、解析表示します。プロセス内のタスク群の状態遷移も表示します。また、ミドルウェアのAPIイベントやユーザがプログラムに組み込んだイベントも収集できます。




      システムブラウザ PartScope (パートスコープ) 
      PartScopeは、リアルタイムOSのプロセスやタスク、セマフォや実行可能なタスクの一覧の内容などの管理情報の取得・表示を行います。また、現在オープンしているファイルなどの情報や、ソケットの状態など論理ファイルシステム(LFS)が管理している情報も表示できます。




      プロファイラ Realtime Profiler
      関数単位でプログラムのボトルネックを解析するためのプロファイラです。タスクごとのプロファイル結果を取得でき、どのタスクでどの関数が多く実行されているかが容易に分かります。

      詳細なタスクの振る舞いをチェックするEvenTrekと、パフォーマンスをチェックするRealtime Profilerを組み合わせて使用することで、プログラムが正しい振る舞いと、妥当なパフォーマンスを実現しているかどうかを効率的に検証できます。

      プロファイルデータはターゲットでのサンプリングによって収集します。トレースとは異なり、システムへのオーバーヘッドを最小限に抑えます。

       


    ソフトウェア部品パッケージ化ツール

    • PackageBuilder (パッケージビルダー)
      ユーザが自分で作成したライブラリやデバイスドライバをはじめとするソフトウェア部品を、ユーザ自身でパーツパッケージ化する際に使用します。このほか、ユーザが独自ボード用にBSPを開発する際にも使用します。



    Arm社製 FVP(Fixed Virtual Platform)

    • Arm社純正IPを使用したシミュレーション環境
      Arm社製「Arm Fast Models」の各種IPモデルを使い、実ボードと同等環境があらかじめ構築されているFVP(Fixed Virtual Platform)を標準バンドルしています。イーソルのリアルタイムOSプラットフォームを使用したソフトウェア開発を、実機を使用せずにPC上のシミュレーション環境で行うことができます。 ハードウェア開発と並行して先行開発が容易になり、さらにCI(Continuous Integration)環境を活用した自動テストも可能であるため、開発効率の向上や製品の市場投入期間の短縮に貢献します。



      ・Arm社純正のIPを使用しているため信頼性の高いシミュレーション環境
      ・低価格かつシミュレーション環境の構築を容易に実現


ターゲットプラットフォーム

論理ファイルシステム (LFS)

  • UNIXライクなストリーム型ファイルI/Oを提供します。パスの指定を変えるだけで異なるストリームに対してアクセスできます。POSIX仕様準拠のファイルAPIを提供します。

ホストファイルシステム

  • ファイルI/Oを使ってターゲットアプリケーションからホスト側 (Windows) のファイルシステムにアクセスできます。

スレッドセーフ C/C++ライブラリ

  • RTOSやファイルシステムに対応し、複数タスクからの同時呼び出しが可能です。

BSP (Board Support Package)

  • ボード依存部を吸収するモジュールです。異なるボードにeBinderターゲット環境を移植する場合は、そのボード用のBSPを作成することになります。

ターゲットデーモン

  • デバッグポートを通じてeBinder開発ツールと通信し、各種デバッグ機能を実現します。デバッグポートは、システムに合わせてUART/Ethernet/JTAG-ICEから選択できます。

Virtual TTY

  • タスクごとに仮想コンソール入出力を持たせることができます。システム開発中のデバッグ出力などに使用できます。

eBinderには、リアルタイムOSと必要なミドルウェアが同梱されます。

リアルタイムOS

以下から選択できます。

ミドルウェア(オプション)

FAT12/16/32、VFAT対応ファイルシステム、高速TCP/IPプロトコルスタック、USBスタック、サードパーティ製各種ミドルウェアの中から、必要なものを選択して利用できます。



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3.  機能一覧 

2. eBinderの構成


関連資料

以下より、総合カタログをダウンロードいただけます。