ミックスド・クリティカルアプリケーションを安全かつセキュアに仮想化する、リアルタイム性を兼ね備えたハイパーバイザ
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妥協のないパフォーマンスとミックスド・クリティカルを
1つのプラットフォームで

eMCOS® POSIXの拡張版であるeMCOS Hypervisor®は、タイプ1ハイパーバイザと同様にハードウェア上で直接動作することに加え、タイプ2ハイパーバイザと同様にリアルタイムOS機能も提供します。独自の「タイプ1.5」リアルタイム設計により、優れた安全性、パフォーマンス、使いやすさを実現します。
リアルタイムでセーフティクリティカルなアプリケーションを、ネイティブPOSIX環境で、Linux(AIなど)またはAndroid(HMIなど)のゲストOSと共に、低コストかつ最大のパフォーマンスで実行できます。

機能安全アプリケーションへの対応

eMCOS Hypervisorは、MMUによるハードウェアベースのメモリ管理を含む技術を生かし、ミックスド・クリティカルなアプリケーションを分離するための高度な仮想化機能を提供します。eMCOS Hypervisorは、産業機器向け機能安全規格の認証取得プロセスが進行中のeMCOS POSIXをベースにしているため、他のどの従来型マイクロカーネルRTOSよりも高度な FFI(Freedom From Interference) を確保しています。

LinuxおよびeMCOS POSIXのノウハウを生かして開発を容易に

eMCOS Hypervisorは、eMCOS POSIXでも用いられているeDEVS開発環境を利用するので、新しいツールを習得する必要がなく、すぐに作業を開始できます。さらに、ベースとなるリアルタイムOSのユーザインターフェースは、オープンスタンダードのPOSIXに準拠しています。Virtioドライバ対応であるため、ハイパーバイザとLinuxゲスト間で円滑に通信できます。さらに、既存のLinuxドライバを変更せずに物理リソースと仮想リソースを共有できるので、再利用が容易です。

簡単、高速、柔軟な起動

起動は簡単に実装でき、カスタマイズも可能です。ゲストOSはeMCOS POSIXプロセスとして起動し、シーケンシャルなロードも並列ロードも可能であるため、高速起動が実現します。実際には、ホスト可能なゲストOSの数は、SoCメモリ制約によってのみ制限されます。理論的には最大127のOSをホストできますが、現時点では最大8つのOSが典型的なユースケースです。

複雑な課題に対応するためのエンジニアリングサービス

eMCOS Hypervisorを利用した仮想化は、ユーザインターフェース、ネット
ワーキング、AIなどの機能と同じハードウェア上で、リアルタイムかつセーフティクリティカルなアプリケーションを実行できる高度な組込み環境を実現することを可能にします。イーソルのエンジニアリングサービス・プロフェッショナルサービスやシステム構成トレーニングなどによって、数々の課題に対処し、仮想化のポテンシャルを最大限に引き出して、効率的でリッチな機能を持つ費用対効果の高いソリューションの創造を支援します。

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システムセキュリティの保護に向けた最適化

eMCOS Hypervisorは、MMUやデバイスIOMMUなどのシステムリソースへのアクセスを制御する機能を備えており、信頼性の確保と攻撃への耐性を実現可能にします。複数のゲストOSを分離し、メモリ、CPU、デバイスの割り当て、ならびにゲスト間のデバイス共有をセキュアに管理できます。トラステッド
ブートおよびトラステッドアップデートメカニズムがサポートされており、ユーザ空間にある仮想マシンマネージャ(VMM)が、ゲストOSによるシステムへの悪影響を防ぎます。

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