概要

PackageBuilderは、ソフトウェア部品を「パーツパッケージ」化する作業を支援するツールです。パーツパッケージ化されたアプリケーション、ライブラリ、ミドルウェア、リアルタイムOS、デバイスドライバなどは、eBinderの各開発ツールや機能を使って、コンフィギュレーションやビルド、デバッグが直感的にできるようになり、スムーズに開発を進めることができます。このほか、ユーザが独自ボード用にBSPを開発する際にも、PackageBuilderを使用します。

ソフトウェア部品の問題点

短期間で組込みシステムを開発するために、ソフトウェア部品を利用するケースが増えています。しかしソフトウェア部品を使いこなすためには、その仕様や構造に関する知識が必要で、ソフトウェア部品自体が高性能化・複雑化している現在、技術者の負担は増すばかりです。

「パーツパッケージ」とは

膨大なドキュメントを作成する代わりに、ソフトウェア部品に関する様々な付加情報をXMLファイルなどにして、ソフトウェア本体とまとめてパッケージングしたものをパーツパッケージといいます。こうすることでeBinderを使ってコンフィギュレーションやビルド、デバッグを行う際に、ソフトウェア部品を最大限に活用した効率的な開発を行えます。
パーツパッケージ化されたソフトウェア部品は、単なるドキュメントとソースコードといったかたちのものに比べてこうした付加価値がつきますので、再利用、再配布を促進できます。



コンフィギュレーション

コンフィギュレーションのためにソースやヘッダを解析したり、テキストベースのコンフィギュレーション設定をしたりする必要がなくなります。eBinderのGUI画面を通して簡単に入力することができるほか、エラーチェックも同時に行えます。

ビルド

eBinderのビルド画面を通して、プロジェクトのビルド情報(コンパイルオプションやファイルの依存関係など)の管理が簡単に行えます。ビルドからロードまでスムーズな作業ができるようになります。

デバッグ

カーネルだけではなく、TCP/IPプロトコルスタックやファイルシステムなどのソフトウェア部品の内部情報を、システム実行中に任意の時点で参照することができるようになります。




「パーツパッケージ」に対して、eBinderが共通の開発インターフェースを提供

パーツパッケージ化支援ツール

PackageBuilderは、ソフトウェア部品をパーツパッケージにするためのツールです。PackageBuilderは下記の機能を提供します。

  • コンフィギュレーション項目の配置、値の範囲などをGUI画面で設定
  • ファイルの依存関係やコンパイルオプションなどのビルドセットを作成
  • システム実行時に内部情報を取得するためのルーチン (PAR) のテンプレートを出力