概要
さらなる自動車の進化にともなって、従来の制御系ECUと自動運転システムやADAS、車外のさまざまなシステムとの連携が不可欠になっています。イーソルは、自社開発の最先端技術を搭載したスケーラブルリアルタイムOS『eMCOS』および実績豊富なTRON系リアルタイムOS『eT-Kernel』をベースとする情報系車載システム開発と、AUTOSARベースの制御系システム開発両方の実績と経験に基づいた業界標準のソフトウェアプラットフォーム、最先端かつ高品質な各種サービスをご提供しています。
◆ AUTOSAR の概要と導入のメリット
AUTOSAR (AUTomotive Open System ARchitecture) は、自動車業界全体における車載ソフトウェアの再利用や開発工程の自動化を進めるために不可欠な「標準化」を目的として2003年に設立されました。
現在では、ほぼ全ての自動車関連企業がAUTOSARに参画、既に欧州での新規開発では殆どの場合でAUTOSARが採用されており、日本国内においても今後ますます採用が広がっていくことが予想されます。
AUTOSARの標準化活動は、主に3つの分野において行われています。
1. Software Architecture
2. Methodology
3. Application Interface
これらにより、ソフトウェアの再利用のみならず、
・ソフトウェア授受の支援
・異なる車両やプラットフォームのバリアントに対する
スケーラビリティの確保
・ディペンダブルなシステム開発
・パートナー間のコラボレーション
などが実現され、車載ソフトウェアの開発を強力に支援します。
これにより、開発の分業化や作業の効率化、自動化など自動車システム開発の開発規模や複雑さの一層の増大に対応し続けるために不可欠な取り組みへの対応が容易になります。
AUTOSARに関連する製品・サービスラインアップ
- 現行システム解析、アーキテクチャ設計サービス、受託開発サービスを提供
- 国際標準規格のUDS(Unified Diagnosis Services、ISO14229)およびDiagnostics on CAN(ISO15765)に準拠
- AUTOSAR Classic Platform(CP) の全体像を短期間で理解することができるトレーニングを提供
☆ MONOist 「AUTOSARを使いこなす」連載記事
弊社の技術本部 櫻井が記事を執筆中
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/series/9343/
関連資料
ブログ記事