2018年04月23日


~プロダクト認証済みリアルタイムOSとセーフティドキュメントの提供を通じ、車載システムの規格適合にかかる、膨大なコスト低減を支援~


報道関係者各位
イーソル株式会社

イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、シングルコアプロセッサからマルチ・メニーコアプロセッサまでをスケーラブルにサポートする世界初の商用リアルタイムOS「eMCOS」のAUTOSAR仕様準拠プロファイル「eMCOS AUTOSAR」(以下eMCOS AUTOSAR:エムコスオートザー)が、機能安全規格 ISO 26262(自動車)の最高の安全度水準(ASIL D)のプロダクト認証を取得したことを発表します。これにより、制御ECUから先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システムなどの車載システムの機能安全規格適合にかかるコストの低減と、製品の市場投入期間の短縮に貢献します。

現在の車載分野のソフトウェアにおいて、機能安全は開発の中核をなしています。機能安全の実現には、システムの安全性設計とそれを確実に実現できる開発プロセスの構築と実施をもって、その安全性を説明する必要があります。認証済みeMCOS AUTOSARとセーフティ関連ドキュメントにより、ユーザはOSに関わる安全性の説明作業を省力化でき、本来の製品開発や付加価値向上への注力が容易になります。

また、eMCOS AUTOSARの認証取得により、安全なシステム開発へのeMCOS AUTOSAR本体の適用性に加え、イーソルの製品開発プロセスの機能安全規格への適合性が確認されました。今回、イーソルの確立された開発プロセスに加え、開発プロセスを効果的に運用するための支援ツールであるイーソルの「eWeaver」の活用が認証取得を容易にしました。

セーフティ関連ドキュメントとして、セーフティ・マニュアルとセーフティ・レポートが提供されます。セーフティ・マニュアルには、eMCOS AUTOSARの安全コンセプトや、その達成方策と妥当性確認方法、ならびにシステムの安全性への影響を考慮したeMCOS AUTOSARの使用方法が記載されています。セーフティ・レポートには、セーフティ・マニュアルに記載されている妥当性確認方法を用いた妥当性確認結果が記載されています。


イーソルはeMCOS AUTOSARとセーフティ関連ドキュメントの提供に加え、ユーザのニーズに合わせて、eMCOS AUTOSARを使った安全プロセスやアプリケーション構築を支援します。セーフティ関連ドキュメントおよびサポートは英語にも対応しており、海外への展開も容易です。また、成果物のトレーサビリティを確保し、ソフトウェア開発プロセス構築を支援する機能安全適合にも有用な「eWeaver」などの、製品を提供します。さらに、コンサルティングと受託開発を含む機能安全対応支援サービスを提供し、機能安全の導入が求められるソフトウェア開発の現場を包括的に支援し、ユーザのビジネス展開の加速に貢献します。

イーソルは、自社製ソフトウェア製品およびサービスの品質・信頼性のさらなる向上と維持に注力しています。2006年8月には品質マネジメントシステムの国際規格「ISO 9001」の認証を取得し、さらにISO 9001に則したソフトウェア開発と、イーソル独自の品質管理体制(QMS)を構築し、継続しています。





■補足資料

eMCOSについて

eMCOS(エムコス)は、シングルコアからマルチ・メニーコアプロセッサまでをサポートした商用では世界初の組込みシステム向けスケーラブルリアルタイムOSです。従来のリアルタイムOSとはまったく異なる「分散型マイクロカーネルアーキテクチャ」を採用することで、コア数の違いに加え、マイコンやGPU、FPGAなどアーキテクチャが異なるヘテロジニアスなハードウェア構成をサポートするスケーラビリティを実現しています。さらに、イーソルの独自技術「セミプライオリティベーススケジューリング」(特許 第5734941号、第5945617号)を搭載することで、メニーコアで期待される高いパフォーマンスとスケーラビリティに加えて、組込みシステムに不可欠なリアルタイム性を両立しています。また、シングルコアプロセッサやマルチコアプロセッサと同じプログラミングモデルとインターフェースを利用した、従来の方法でアプリケーションを開発できます。

「eMCOS」詳細


イーソル株式会社について

イーソルは、革新的なコンピュータテクノロジーで豊かなIoT社会を創造する、1975年創業の、組込み・IoT分野のリーディングカンパニーです。リアルタイムOS技術を核とするソフトウェアプラットフォーム製品とプロフェッショナルサービスは、厳しい品質基準が求められる車載システムを筆頭に、FA、人工衛星、デジタル家電を含むあらゆる分野で、世界中で採用されています。最先端の自社製品の研究・開発や、主要メーカーや大学機関との共同研究に加え、AUTOSAR、マルチ・メニーコア技術の標準化活動を積極的に進めています。
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