2015年12月22日


報道関係者各位 
イーソル株式会社
大判インクジェットプリンター
「SOLJET EJ-640」
テキスタイルプリンター
「Texart XT-640」

イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、イーソルのマルチコアプロセッサ対応リアルタイムOS「eT-Kernel Multi-Core Edition」をコアとするT-Kernelベースソフトウェアプラットフォーム「eT-Kernel Platform」が、ローランド ディー.ジー.株式会社(以下、ローランド ディー.ジー.)が開発した大判インクジェットプリンター「SOLJET EJ-640」およびテキスタイルプリンター「Texart XT-640」に採用されたことを発表します。今回採用されたeT-Kernelプラットフォームは、eT-Kernel Multi-Core Editionを中心に、開発ツール「eBinder」ネットワークプロトコルやファイルシステム、USBスタック、GUIなどの各種ミドルウェア、およびプロフェショナルサービスで構成されています。イーソルはeT-Kernelプラットフォームの提供を通じ、マルチコアプロセッサ資源の最大限の活用を可能にし、印刷処理や大容量データ通信においてリアルタイム性と高い信頼性を実現しました。さらに充実した製品サポートによるソフトウェア開発の効率化に貢献しました。

SOLJET EJ-640は、高品質を維持しながらランニングコストを大幅に低減した大判カラープリンターです。スタガー(千鳥格子)状に配列した2基のプリントヘッドにより、高速と高画質を両立しています。Texart XT-640は、テキスタイル業界で求められる高発色と生産性を実現しています。独自のインクシステムにより、長時間の連続印刷が可能です。いずれの機種もデータ通信にはイーサネットを使用し、100BASE-TXと1000BASE-Tの自動切り替えが可能です。

SOLJET EJ-640およびTexart XT-640に採用されたのは、マルチコアプロセッサ対応リアルタイムOS「eT-Kernel Multi-Core Edition」です。独自の「ブレンドスケジューリング」技術により、ひとつのシステム/OS上で、高いスループットを達成するSMPのメリットと、シングルコア向けソフト資産の再利用やリアルタイム性の保証を可能にするAMPのメリットの両方を実現できます。本来の印刷処理に加え、プリント画質の高精細化に伴う大容量の画像データ通信でシステム負荷が高まっている近年のプリンタにおいて、高性能なマルチコアプロセッサは有効な選択肢です。eT-Kernel Multi-Core Editionを採用することで、その都度OSが、空いているCPUコアに分散して処理を実行するため、個々のCPUコア資源を最大限に高め、印刷処理の遅延を発生させずに、高速通信を実現できます。ソフトウェア開発には、eT-Kernel Multi-Core Editionと緊密に統合され、複雑なマルチコアシステムのデバッグや解析を強力に支援する様々なツールを提供する「eBinder」が使われています。eBinderの利用により、高品質なソフトウェアを効率的に開発できます。ネットワーク通信を担う組込みシステム向け高速TCP/IPプロトコルスタック「PrCONNECT/Pro」は、TCPプロトコル使用時の通信で業界最高クラスのパフォーマンスを実現しています。またBSDソケット・インターフェースを提供しているため、Linuxを含むUNIX系OSベースのネットワークアプリケーションの再利用が容易です。

▽「SOLJET EJ-640」詳細: http://www.rolanddg.co.jp/product/color/color/ej-640/index.html
▽「Texart XT-640」詳細: http://www.rolanddg.co.jp/product/color/color/xt-640/index.html
▽ローランド ディー.ジー.株式会社 ウェブサイト: http://www.rolanddg.co.jp/index.html


イーソル株式会社 執行役員 エンベデッドプロダクツ事業部長 上倉 洋明 のコメント

「ローランド ディー.ジー.様の大判カラープリンター2機種に、eT-Kernel Multi-Core Editionを中核とするeT-Kernelプラットフォームをご採用いただき、大変光栄です。マルチコアプロセッサを効率的、効果的に活用するためには、シングルプロセッサ向けシステム設計の際とは異なる知識や技術が必要になってきます。柔軟なスケジューリングが可能なeT-Kernel Multi-Core Editionの優位性を、今回ご評価いただけたのではないかと考えております。イーソルには、創業以来40年以上にわたり様々な組込みソフトウェア開発で培ってきたノウハウや知見があります。イーソルのコア技術であるリアルタイムOSを中心とする、開発環境、各種ミドルウェアを含むソフトウェアに加え、多様なノウハウをベースとしたプロフェッショナルサービスのご提供により、高い信頼性の確保や効率的な組込みソフトウェア開発の実現に貢献してまいります。」



■補足資料

eT-Kernel Platformについて

eT-Kernelプラットフォームは、イーソルのコア技術を注入したリアルタイムOSをベースとするソフトウェアプラットフォームです。eT-Kernelプラットフォームにより、ソフトウェア共通化によるコスト削減および開発期間短縮と、システムの信頼性確保を支援します。マルチコアプロセッサもサポートするT-Kernel拡張版「eT-Kernel」とμITRON4.0仕様準拠「PrKERNELv4」を中心に、開発ツール「eBinder」、ネットワーク/ファイルシステム/USB/グラフィックスなどの豊富なミドルウェアに加え、製品サポートや受託開発などを含むプロフェッショナルサービスで構成されています。動作検証があらかじめ済んでいるので、チューニングやカスタマイズなどの必要なく、すぐに動作します。ソフトウェアだけでなく、ニーズに合わせたプロフェッショナルサービスをあわせてご提供することで、開発者がアプリケーション開発に専念できる環境を作ります。eT-Kernelプラットフォームは、カーナビやデジタル家電に加え、航空・宇宙分野、FA機器、OA機器など幅広い分野で多くの採用実績があります。eT-Kernelの3つのプロファイルの1つで、すべてのプロファイルの核となる「eT-Kernel/Compact」は、機能安全規格ISO 26262(自動車)およびIEC 61508(産業機器)ともに最高の安全度水準(ASIL D, SIL 4)の第三者認証を取得しています。

eT-Kernel Platform詳細


イーソル株式会社について

イーソル株式会社は「Inside Solution」をブランドスローガンに、1975年の創業以来、組込みソフトウェア業界、および流通・物流業界で実績を重ねて参りました。ユビキタス社会を内側から支える技術者集団として、お客様の満足を第一に、開発、販売からサポートまで一貫したサービス、そしてトータルソリューションを提供しております。弊社は創業直後より30年以上にわたって、高信頼かつ高性能の組込みOS・開発環境・各種ミドルウェアを自社開発、販売し、デジタルカメラなどの情報家電製品から車載情報機器や人工衛星システムにいたるまで、数多くの組込みシステムに採用いただいています。日本市場のみならず、北米、ヨーロッパ、アジア市場向けに製品・サービスの販売活動を広げています。さらに、顧客様のシステムに特化した組込みアプリケーション開発やコンサルテーションも創業時より行っており、これら様々な規模のシステム開発実績による技術とノウハウの蓄積を背景としたサービスは、多くの顧客企業様より高いご信頼をいただいております。また、組込み技術の応用市場としての流通・物流業界においても、指定伝票発行用車載プリンタ、耐環境ハンディターミナル、冷凍庫ハンディターミナルなどの製品企画および販売を行い、高い評価をいただいております。

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*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

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