2015年10月14日


~無料の無線通信の利用により農業・防災分野における環境モニタリングを低コストで実現~


報道関係者各位 
イーソル株式会社
株式会社八重樫工務店


イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)と株式会社八重樫工務店(本社:宮城県大河原町、代表取締役社長:八重樫 司、以下 八重樫工務店)は、イーソルが開発した防水・防塵など耐環境性に優れたスマートアグリ市場向け環境データ測定システム「eSOL AGRInk® Server(アグリンク サーバ、以下AGRInk Server)」水位や雨量センサを実装し、河川や農業用貯水池などを常時監視して状況を共有するシステムを開発し、防災・減災業務向けに提供を開始したことを発表します。さらに、株式会社イマジックデザインが提供する地理情報システム(以下GIS:Geographic Information System)「VIMS®」で、 AGRInk Serverの計測データを読み取れるプラグインを同社が開発し、複数地点の計測データをGIS上で一元的に管理できるようにしました。これにより、広域の環境モニタリングを可能にし、防災・減災業務を支援します。

AGRInk Serverは、イーソルが独自技術で農業分野向けに開発した環境データ測定システムです。さまざまな環境データを測定する装置と、測定データをクラウドサーバ上に蓄積・管理するアプリケーションで構成され、農業の生産性および競争力の向上を支援します。装置本体には温度、湿度、照度センサがあらかじめ内蔵されており、その他の各種無線/有線センサにも対応できるマルチセンシング機能を実現しています。これにより、ユーザのニーズに応じた柔軟なシステム構成を可能にし、広範囲から各スポットの測定データを得ることができます。本体は水や埃、農薬、高温など過酷な環境下での使用を想定した防水・防塵設計で、動作温度は-30℃~50℃と、耐環境性能に優れた遠隔監視装置です。

AGRInk Serverの防災システムへの対応では、道路や河川、農地など公共土木のインフラ整備で多数の実績がある八重樫工務店が、幅広い知見やノウハウを活かし、搭載センサや機能など仕様に関するコンサルティングを行いました。またイーソルは、耐環境性能に優れたハードウェアの開発技術を活かし、AGRInk Serverに実装する新たな雨量/水位センサや無線通信技術を開発しました。データ送受信に通信コストのかからない無線技術を採用し、従来の3G回線利用に掛かっていたコスト(ランニングコスト)の削減を実現しました。

近年、豪雨や老朽化などによるため池(貯水池)の決壊や、冠水、土砂崩れなどの災害対策が急務となっています。災害が発生しやすい数十カ所の地点に防災・減災システム向けAGRInk Serverを設置して常時雨量や水位を監視し、測定データを広域環境モニタリングに適したGISと連携させることで、こうした課題を解決します。さらに、データの統計・比較も容易になるため、防災・減災の施策の検討・実施も強力に支援します。イーソルが提供するクラウドサービスには、AGRInk Serverが警戒水位や警戒雨量を捉えた際に、防災組織や近隣住民に対してアラートを発信する機能があります。

八重樫工務店とイーソルは、今後、防災・減災システム向けAGRInk Serverのさらなる活用方法や提供サービスの拡大に向け、開発や販売で協力していきます。


イーソル株式会社 取締役 ロジスティクスエンジニアリング事業部長 山田 光信 のコメント

「イーソルは、冷蔵・冷凍倉庫や屋外など耐環境技術が求められる分野向けのシステム開発で、長年にわたり多くの知見とノウハウを培ってきました。スマートアグリ市場向けに開発したAGRInk Serverの優れた耐環境性能と、ユーザのニーズに柔軟に対応できるシステム構成を、八重樫工務店に評価いただき、防災・減災システム向けAGRInk Serverの開発で協力できたことを嬉しく思います。イーソルは今後も八重樫工務店との協力により、防災・減災システムの低コスト化に貢献します。」


株式会社八重樫工務店 総務部 IT推進室 プロデューサー 中山 憲明 のコメント

「宮城県を拠点とする弊社は、地域貢献を主眼に幅広い事業を展開しています。今回、イーソルとの防災・減災システム向けAGRInk Serverの開発に協力させて頂きました。防災・減災システム向けAGRInk Serverは、従来の優れた耐環境性能に新しい通信技術が組み合わされています。ランニングコストのかからないデータ通信と低価格な導入コストを実現した大変魅力ある製品です。異常気象という言葉が飛び交うようになって久しい現状の日本ですが、天と地と水を扱う農業・農村フィールドに、防災・減災システム向けAGRInk Serverの優れた機能で、ユーザ様の地域の防災・減災に貢献できると確信しております。」



■補足資料

eSOL AGRInk Serverについて

eSOL AGRInk Server(アグリンク サーバ)は、温湿度、照度などのさまざまな環境データを測定する装置と、測定データをクラウドサーバ上に蓄積・管理するアプリケーションで構成されるシステムです。内蔵センサーのほか、土壌水分や人感知、CO2などの各種無線/有線センサーも用意しているので、広範囲で各スポットの測定データを得ることができます。環境測定装置には、冷凍倉庫向けハンディターミナル「eSOL Geminus PS-9020」などの開発で長年培ってきた耐環境技術が生かされており、屋内外の過酷な環境下での長期間計測に耐え得る設計となっています。

eSOL AGRInk Server詳細



イーソル株式会社について

イーソル株式会社は「Inside Solution」をブランドスローガンに、1975年の創業以来、組込みソフトウェア業界、および流通・物流業界で実績を重ねて参りました。ユビキタス社会を内側から支える技術者集団として、お客様の満足を第一に、開発、販売からサポートまで一貫したサービス、そしてトータルソリューションを提供しております。弊社は創業直後より30年以上にわたって、高信頼かつ高性能の組込みOS・開発環境・各種ミドルウェアを自社開発、販売し、デジタルカメラなどの情報家電製品から車載情報機器や人工衛星システムにいたるまで、数多くの組込みシステムに採用いただいています。日本市場のみならず、北米、ヨーロッパ、アジア市場向けに製品・サービスの販売活動を広げています。さらに、顧客様のシステムに特化した組込みアプリケーション開発やコンサルテーションも創業時より行っており、これら様々な規模のシステム開発実績による技術とノウハウの蓄積を背景としたサービスは、多くの顧客企業様より高いご信頼をいただいております。また、組込み技術の応用市場としての流通・物流業界においても、指定伝票発行用車載プリンタ、耐環境ハンディターミナル、冷凍庫ハンディターミナルなどの製品企画および販売を行い、高い評価をいただいております。

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