2017年05月08日

~機能安全対応アプリケーション開発におけるデバッグ・テストのプロセス間連携を容易に~

報道関係者各位 
Hitex GmbH
イーソル株式会社
イーソルトリニティ株式会社

Hitex GmbH(本社:ドイツ カールスルーエ、CEO:Joerg Stender、以下Hitex)とイーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、組込みソフトウェア単体テスト自動化ツール「TESSY」が、テストアプリケーションのビルド・実行環境としてイーソルの組込みソフトウェア開発環境「eBinder」をサポートしたことを発表します。これにより、特に機能安全対応が必要な車載、産業、医療などの各分野のアプリケーション開発に向けて、デバッグおよびテストプロセスの連携を容易にする環境を実現しました。イーソルの子会社であるイーソルトリニティ株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:上山 伸幸)は、日本市場におけるTESSYの販売代理店を務めています。

「第20回組込みシステム 開発技術展(ESEC)」(開催日:2017年5月10日(水)~12日(金)、会場:東京ビッグサイト 西展示棟)のイーソルブース(ブースNo.西10-1)にて、eBinderとTESSYを連携させるデモを展示します。

TESSYは、テスト実行環境として、実機、命令セットシミュレータおよびWindows®のGNU環境を利用可能な単体テスト自動化ツールです。C/C++言語で記述された関数/メソッド単位の単体テストに加え、結合テスト、各種コードカバレッジ計測、要求仕様とテストケースとのトレーサビリティ機能も提供しています。TESSYは、Classification Tree Method(CTM)に準拠したテストケース仕様生成ツール「Classification Tree Editor(CTE)」もバンドルしています。TESSYは、ドイツのベルリンを拠点とするRazorcat Development Tools GmbHが開発し、Hitexが販売しています。一方eBinderは、リアルタイムOSベースのシステム開発に特化した開発ツールスイートです。ビルド、デバッグから単体・システム検証までの一連のプロセスをカバーする豊富な開発ツール群で構成されています。ARM®コア向けには、ARM製純正コンパイラを統合しています。

両ツールの連携により、eBinderで開発したC/C++ソースコードをTESSYが解析して関数を抽出し、テストドライバを含んだプロジェクトを自動で生成します。続いてTESSYはeBinder内のコンパイラを制御し、そのプロジェクトのビルド、およびオブジェクトコードを実機またはシミュレータにロード・実行します。期待されるテスト結果が得られなかった場合は、eBinderのデバッグ機能を使って不具合の原因を追跡できます。

TESSYとeBinderは、どちらも各種機能安全規格に対応しているため、車載機器や産業用機器、医療用機器をはじめとする機能安全対応ソフトウェアの開発に最適な組み合わせです。TESSYは、機能安全規格ISO 26262(自動車)、IEC 61508(産業機器)、DO178B/C(航空電子機器)、DIN EN 50128(鉄道)、ISO 13849(工業)、IEC 62304(医療用機器)の認証取得をめざすアプリケーションで利用できいます。eBinderは、ISO 26262およびIEC 61508(産業機器)で規定されている要件を満たす手順で開発を行っている、信頼性の高い開発環境です。将来的に、第三者認証機関による認証取得も視野に入れています。

イーソルとイーソルトリニティは、eBinderとTESSYのツールに加えて、イーソルトリニティが開始した「CI導入支援サービス」を提供し、ビルド・テストを自動化する継続的インテグレーション(Continuous Integration)導入を起点に、真の効率化と品質向上を支援します。

Hitex GmbH, CEO, Joerg Stenderのコメント

「eBinderとTESSYの連携は、両ツールのユーザにとって、デバッグとテストの効率化と品質確保を可能にします。TESSYとeBinderは、各種機能安全規格をサポートしており、車載、産業、航空宇宙など特にミッションクリティカルな分野で国内外における多数の実績を持つ点が共通しています。高い信頼性と安全性が要求されるIoT時代の組込みアプリケーションに最適な組み合わせです。」


イーソル株式会社 常務取締役 兼 イーソルトリニティ株式会社 代表取締役社長 上山 伸幸 のコメント

「従来多くの要望を頂いていたeBinderとテストツールの連携が実現しました。昨今、ビルド・テストを自動化する継続的インテグレ―ション(CI)が組込みソフトウェア開発においても注目されています。両ツールの連携により、これらを組み合わせたCI環境構築も容易になりました。イーソルトリニティのCI導入支援サービスを含むイーソルグループ全体の総合力で、これからも組込みソフトウェア開発の効率化、品質向上をトータルに支援していきます。」


■補足資料

Hitexについて

ドイツのカールスルーヘに拠点を置くHitex GmbHは、1976年にシステムハウスとして設立されました。現在は、組込みアプリケーションのソフトウェア品質と機能安全のための包括的な製品・サービスポートフォリオにフォーカスしています。Hitexは、専門ツールの提供に加え、コンサルティング、トレーニング、テストサービス、認証支援といった様々なサービスも提供しています。TESSYは、Razorcat Development GmbHが開発し、Hitexが販売しています。

Hitexのウェブサイト


Razorcatについて

ドイツのベルリンに拠点を置くRazorcat Development Tools GmbHは、1997年にダイムラー社のソフトウェア技術研究所のスピンオフとして設立されました。現在は、Rozacatのフラッグシップ製品である単体テスト自動化ツール「TESSY」のさらなる開発に注力しています。

Razorcatのウェブサイト


イーソル株式会社について

イーソルは、革新的なコンピュータテクノロジーで豊かなIoT社会を創造する、1975年創業のリーディング企業です。リアルタイムOS技術を核とするソフトウェアプラットフォーム製品とプロフェッショナルサービスは、厳しい品質基準が求められる車載システムを筆頭に、FA、人工衛星、デジタル家電を含むあらゆる分野で、世界中で採用されています。最先端の自社製品の研究・開発や、主要メーカーや大学機関との共同研究に加え、AUTOSAR、マルチ・メニーコア技術の標準化活動を積極的に進めています。

イーソルウェブサイト


イーソルトリニティ株式会社について

イーソルトリニティは、組込みソフトウェア開発に関する①ソリューション(コンサルティング、プロフェッショナルサービスなど)、②ツール、③エンジニア教育を提供するプロフェッショナルな技術者集団です。特に車載分野での豊富な実績から得た知見と、モデルベース開発や機能安全、静的解析などの専門知識・技術をフルに活用し、ソフトウェア内部品質の向上と開発コストの削減を支援します。イーソルトリニティは、リアルタイムOSソリューションを提供するイーソル株式会社の全額出資子会社として、2015年に設立されました。

イーソルトリニティ ウェブサイト



*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

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