組込みシステム向けリアルタイムOS
概要
eT-Kernel/Standardは、eT-Kernel/CompactにT-Engine標準のデバイスドライバが付属したリアルタイムOSです。デバイスドライバの開発を新規に行う必要がなくすぐに開発作業に着手できるほか、デバイスドライバ自体やそれを使うミドルウェアなどのソフトウェアの再利用が容易にできます。デバイスドライバ以外の特長や機能は、eT-Kernel/Compactと同じです。
T-Engine標準デバイスドライバが付属
eT-Kernel/Standard付属のT-Engine標準のデバイスドライバには、以下のものが含まれます。
利用できるT-Engine標準デバイスドライバ
PCMCIAバスドライバ, 時計 (RTC) , コンソール (シリアル) , システムディスク, KB/PD (キーボード, タッチパネル, マウス) , スクリーン (LCD) , USBバスドライバ (USBホスト機能)
eT-Kernel/Standardの機能
eT-Kernel/Standardは、下記の機能を提供します。
| eT-Kernel/Standardの提供機能 | ||
|---|---|---|
| T-Kernel/OS (Operating System) |
T-Kernel/SM (System Manager) |
T-Kernel/DS (Debugger Support) |
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μITRONからの移行に最適
eT-Kernel/Standardは、MMUを使用せずフラットなメモリ空間を使用するところや、提供しているサービス内容、OS内部の構成などがμITRONと似ています。このため、μITRONからの移行時に最適です。また、メモリ保護機能とプロセスモデルを持つeT-Kernel/Extendedへの移行が容易なため、現在はμITRONレベルの機能で十分であるが、将来的に高度なOS機能が必要な場合などに有用です。
PrKERNELv4からの移行が容易
eT-Kernel/StandardとPrKERNELv4のハードウェア依存部が共通化されているため、新たにハードウェア周りのファームウェアなどを実装しなおす必要なく、容易にPrKERNELv4から移行することができます。
システムコール呼び出しに、関数の直接呼出しをサポート
eT-Kernel/Standardは、カーネルAPIを呼び出す際に、T-Kernel仕様で定義されているソフトウェア例外モデルではなく、μITRONと同じ直接の関数呼び出しを選択できるコンフィギュレーションスイッチを装備しています。関数呼び出しを選択することで、eT-Kernelの動作を高速化することができます。
T-Kernel/SMや使わないカーネルオブジェクトの取り外しが可能
eT-Kernel/Standardでは、T-Kernel/SMや使わないカーネルオブジェクトの取り外しが可能で、必要なメモリ容量を最低限に抑えられます(*)。たとえば、ユーザのシステムに、I/Oポートへの入出力管理機能などT-Kernel/SMが提供する機能が必要ない場合、コンフィギュレーションによって、T-Kernel/SMを含まない構成をとることができます。T-Kernel/SMを取り除くことで、メモリのフットプリントが減るほか、T-Kernel/SMの初期化の必要がなくなり、システムの起動を早くすることができます。
- T-Engine標準デバイスドライバを利用する場合は、T-Kernel/SMの取り外しはできません。
T-Kernelシステム開発に最適な開発環境eBinderを用意
T-Kernelベースの組込みシステム向けの開発環境として、eBinderを提供しています。
動作環境
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| CPU |
eT-Kernel/Standardは以下のCPUで動作実績があります。
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