• トップページ>
  • 組込みソフトウェア開発支援>
  • POSIX仕様準拠リアルタイムOS

リアルタイムOS・ツール・基本ミドルウェアT-Kernel・ITRON

POSIX仕様準拠リアルタイムOS

概要

eT-Kernel/POSIXは、pthread、シグナル、プロセス間通信 (IPC) などをプロセス及びシステムレベルで完全サポートした、本格的なPOSIX仕様準拠リアルタイムOSです。eT-Kernel/Extendedをベースに、イーソルが独自に開発しました。POSIXは、Linuxを含むUNIX系OSの標準インターフェースを規定した仕様です。UNIX系OSは、海外でも広く普及しているため、市販/オープンソースのソフトウェアが豊富に揃っています。また組込みシステム以外の基幹系システムなどでも広く採用されているため、国内外のエンジニアのリソースが豊富です。eT-Kernel/POSIXを使うことで、こうしたリソースを活用しながら、eT-Kernelのもつ優れたリアルタイム性を採り入れることができます。大規模化、高機能化する組込みシステムの開発効率化に貢献します。

本格的なPOSIX仕様準拠リアルタイムOS

eT-Kernel/POSIXは、The Open Base Specifications Issue 6/IEEE Std 1003.1, 2004 Editionに準拠しており、この中で規定されているほとんどのPOSIX APIをサポートしています。単なるラッパーライブラリではなく、eT-Kernelコア内部に手を入れてチューニングすることで、性能を損なわずに本格的なPOSIXの機能を実現しています。

  • Base Definitions volume (XBD) および System Interfaces volume (XSH)をサポート
  • プロセス間およびプロセス内のスレッド管理機能としてpthreadをサポート
  • プロセス間通信 (IPC) を完全サポート
  • UNIXプログラミングでよく利用される、シグナルを使ったプログラミングをサポート

UNIX系OSのソフトウェア資産、エンジニアリソースの活用が容易

eT-Kernel/POSIXは、UNIX系OSベースのソフトウェア資産を再利用することを目標に設計、開発されました。このため、Linuxを含むUNIX系OS上の既存のソフトウェア資産や豊富な市販/オープンソースの豊富なソフトウェアを利用しながら、eT-Kernelの優れたリアルタイム性能を採り入れたシステムを構築することができます。また、国内外のUNIXアプリケーションの開発経験があるエンジニアを活用できます。

POSIXアプリケーションとT-Kernelアプリケーションの共存が可能

POSIX機能だけを使ったシステムの構築ももちろん可能ですが、ひとつのシステム内で、POSIXベースのアプリケーションとT-Kernelベースのアプリケーションを共存させることもできます。既存のT-Kernelをベースに開発されたシステムに新しい機能を追加したい場合などに、ネットワーク系ミドルウェアをはじめとするPOSIXベースの市販/オープンソースの豊富なソフトウェアを、T-Kernelへ合わせこむ手間をかけずにそのままeT-Kernel/POSIX上で利用できるメリットがあります。



eT-Kernel/POSIXの基本機能

eT-Kernel/POSIXは、下記の基本機能を提供しています。

  • プロセス管理機能
  • スレッド管理機能
  • 時間管理機能
  • 同期・通信機能
    Signal/Barrier/Rwlock/Condition Variable/Semaphore/Mutex/Message Queue など
  • Pipe/FIFO
  • 非同期I/O
  • ソケット など

開発環境としてeBinderを用意

eT-Kernel/POSIX上に構築する、プロセス、スレッド、システムプログラム、共有ライブラリ、DLLのすべてを、eBinderを使って開発・デバッグできます。プロセス単位のデバッグだけでなく、プロセス内の個々のスレッドもデバッグできます。また、デバイスドライバのデバッグも可能です。



eT-Kernel/POSIXの構造

eT-Kernel/POSIXは、eT-Kernel/Extendedをベースに開発されています。POSIX機能は、eT-Kernel/Extendedのサブシステムとライブラリとして実装されています。

eT-Kernel/POSIX上では、POSIX APIだけを利用するアプリケーションを実装することもできますが、ひとつのシステム内で、POSIXアプリケーションとT-Kernelアプリケーションを共存させることもできます。POSIXアプリケーションとT-Kernelアプリケーションの間で、通信する手段が用意されています。



eT-Kernel/POSIXの構造


POSIXプログラミングとT-Kernelプログラミングの関係は、次の図のようになります。楕円が重なった部分は、POSIXアプリケーションとT-Kernelアプリケーションの両方で共有して利用します。

POSIXプログラミング
  • デバイス管理機能の利用時には、T-Kernelアプリケーションとして実装されたデバイスドライバや、T-Kernel、T-Kernel Standard Extensionの一部のサービスを利用します。
  • T-Kernel、T-Kernel Standard Extension、T-KernelベースのサブシステムやDLLを、利用できます。
  • POSIXのサービスを利用する、サブシステム、共有ライブラリ、DLLを実装できます。
T-Kernelプログラミング
  • T-Kernelアプリケーションからは、T-Kernelベースのプログラムだけを利用できます。POSIXのサービスや、POSIXベースのサブシステム、共有ライブラリ、DLLなどを利用することはできません。



ページトップに戻る

このページについて問い合わせる